こんにちは、たけのこです。
トランギアのアルコールバーナーをご存知でしょうか。
コンパクトなアルコールバーナーですが火力が強く、壊れにくくて使いやすいアイテムなので紹介したいと思います。
トランギアのアルコールバーナー。キャンプ、災害時、カセットコンロ代わりに使えます
トランギアとアルコールバーナー
トランギアは1925年にスウェーデンに創業されたキャンプ料理製品のメーカーです。
今回紹介するアルコールバーナーは1951年に登場しました。もう70年近くデザインが変わっていないんですね。
そのコンセプトは液体燃料(アルコール)を燃料として利用し、使いやすく、コンパクトで、料理がしやすいというものです。
使い方はとても簡単。
アルコールバーナー中央の窪みにアルコールを注ぎ、火をつけるだけです。
金属の器が温められていくとアルコールが気化し、上部の穴から火が出るようになります。
付属の蓋を利用すれば火力調整も可能です。
トランギアのアルコールバーナーは、その構造のシンプルさから壊れにくい、というか普通に使っていればまず壊れません。
いざ使おうというときに、使えないことがない非常に安心できるアイテムです。
持ち運びしやすい大きさ
トランギアのアルコールバーナーの大きさは直径7.5㎝、高さ4.5㎝とコンパクトです。
また、重さもわずか110gなので、私が愛用しているiPhone6より軽いんですよ。
キャンプやちょっとした外出時に持ち運びが便利ですね。
ただ、アルコールバーナーだけだと調理には不安定です。
そんな時には専用の五徳を使うと大きな鍋を載せても安定するようになります。
五徳の直径もわずか9.7㎝ですので、セットで持ち歩いてもそこまでかさ張りません。
調理をすることを考えれば、五徳はあった方がいいでしょう。
火力が強い
トランギアのアルコールバーナーはコンパクトな見た目ですが、火力もなかなか強いです。
写真の通りそのまま火をつけておくと、かなり火柱があがります。
試しにお湯が沸く時間を計測したところ、1リットルの水が沸騰するのにかかった時間は10分ほどでした。
燃焼時間もアルコールタンク2/3の注入量で約25分間燃焼しますので、外出先でコーヒーを淹れるくらいなら、十分でしょう。
ちょっとした料理もできちゃいます。
燃料の調達がしやすい
トランギアのアルコールバーナーは、その名の通りアルコールを燃料として使います。
でも、アルコールってどこで買うの?
と思われるかもしれませんが、薬局やホームセンターで簡単に調達できますよ。
私が燃料で使っているのも燃焼用のアルコールではなく、消毒用エタノールです。
消毒用エタノールは70~80%くらいに薄まっていますが、十分火力は出てくれます。
値段も安くて、500mlで300円ほど。
お財布にも嬉しいです。
カセットコンロのガスのようにゴミが少ないのも、アルコール燃料の良い点でしょうね。
また、消毒用エタノールは燃料以外の使い方ももちろんできます。
食器や調理器具の消毒や、怪我をした際の傷口の消毒、車のフロントガラスが凍ったときの解氷材としても使えます。
消毒用エタノールは燃料以外の使い道が複数あるので、使う機会に困らず無駄にならないので選んで損はないでしょう。
防災グッズとしてもおすすめ
トランギアのアルコールバーナーはもちろんキャンプで活躍するんですが、防災グッズとしてもおすすめです。
その理由としては、
〇コンパクトで非常に軽量
〇壊れないため、非常時に使えないことがない
〇風、低温時にも着火しやすい(冬の寒さにも強い)
〇燃料の用途が広い(消毒用エタノールを使えばですが…)
といった点があげられます。
カセットコンロも災害対策としては有効かもしれませんが、燃料となるガスは低温時に液化ガスが気化しにくくなり、燃焼効率が下がってしまう欠点を持っています。
また、カセットコンロは防災バッグに入れるには大きいですよね。
防災バッグは他にも入れておくべきものがたくさんあることを考えれば、トランギアのアルコールバーナーの収納性は防災グッズ向きと言えるでしょう。
一家に一台、トランギアのアルコールバーナー
キャンプ、旅行、災害時、食卓のカセットコンロ代わりに使えるトランギアのアルコールバーナーの紹介でした。
用途が広いので一家に一台あっても決して無駄なものではないと思います。
ぜひ使ってみていただければ幸いです。