夢もやりたいこともない、どうやって会社を決めればいいのだろう。
たぶんそう思いながら就職活動を始めた学生さんも多いと思います。
好きなことや趣味はあるけど、
それで就職しては食べていけない。
そもそも夢もやりたいこともないし、周りが就活を始めたから自分もとりあえずやってみるけど、会社説明会やOB訪問しても働いている自分が想像できない。
そうしていくうちに、周りの学生はどんどん内定を貰っていって、不安ばかりが募るばかり。
自分は就職できるのだろうか。
私が就職活動をしているときはそんな心境でした。
大学まで出て、自分ってなんなんだろう。
これからどうやって生きていこうって、悩んでました。
でも、就職してみて5年が経ち、自分なりに夢や、やりたいことがわかってきたんです。
やりたいことがわからないなら大企業に入ってみる
私は夢ややりたいことがわからない人ほど、大企業目指していいと思っています。
私は大企業一社しか経験していませんが、就活生の参考になればと思います。
大企業のメリット
①給料がいい(残業代がしっかり貰える、ボーナスもでる)
②中小企業よりも倒産するリスクが低い
③内部統制によって仕事もマニュアル化されている部分が多い
④福利厚生が充実している
⑤仕事ができなくても、給料は払われる
⑥転職する際のステータスになる
⑦社会的な信用が高くなる(クレジットの審査など)
⑧飲み会に経費で行ける
私が実感しているだけでこれだけあります。
最近では働き方改革の流れが来ており、ワークライフバランスの関係からプライベートな時間が増えていることも事実です。
大企業のデメリット
①仕事が細分化されているため、転職してもつぶしが利かない
②社内の根回しが非常にめんどくさい
③希望通り転勤させてくれない
④いくら成果を出しても給料は年功序列
⑤仕事のスピード感がない、無駄な回覧書類が多い
⑥なんだかんだ一歩間違えれば倒産するリスクもある
会社というシステムの中で働くことになるので、初めのうちは思うようにならないことが多いところもデメリットと言えるでしょう。
やりたいことが無くても大企業には入れる
大企業だからこそ、やりたいことがわからない学生でも内定をとるチャンスがあります。
特別なスキルがなくとも、社内教育で使える人材を育てていく余裕があるからです。
また、内部統制によって社内の業務フローが明確になっていますから、ある意味それを忠実に遂行できる人間ならいいわけです。
総務や経理、法務とか大学生が初めから興味を持っていると、会社側も思っていないですから。
入社してから十分、育ててくれます。
とりあえず3年、いや1年でもいいから働いてみる
やりたいことが見つかるまでとりあえず働いてみたらいいんですよ。
よく就職したら「とりあえず3年」は働けって言われますが、今時は3年に縛られることなんてないと発信している人も多いです。
私はその会社で働くのは、3年でも5年でも、1年だっていいと思います。つまりはあなた次第です。
新卒の就活に理想を求めず、まずは働いてみる。
すると社会はこんな風に回っているんだって知ることで、私は多くの学びを得ました。
お金を稼ぐという事、会社の経営、現場仕事、営業、法務、総務、税務、会計などなど。
会社に入る前はまったく興味も知識もない仕事でも、学生のうちには知ることのできない世界をたくさん見ることができました。
それはいいところも、悪いところも。
働きながら将来のビジョンを描いていく
働きながらも、将来のビジョンを考えながら過ごす。
そうしているうちに、私は好きな仕事や嫌な仕事、キャリアにつながるもの、どうしようもないことも経験して、自分の大切にしたい価値観を知ることができました。
自分が本当にやりたいことはこれなんだ!
私が気づいた時には会社に入って5年が経っていました。
大企業で働いたことによって生活は保障され、5年も経つと何かを始めるのに十分な貯金をつくることができたので、それは会社に感謝ですね。
また、大企業に入ったことによって、縦割りな仕事、めんどくさい人間関係、興味のないこと、嫌なこと、将来役に立つかどうかもわからない経験をたくさんしました。
それを生かすも殺すもあなた次第ですが、全ての経験は将来、意味のあるものに変えられると思っています。
だからいきなり天職を見つけなくていい
新卒の就職がすべてではありません。
働きながら自分のやりたいことを見つけていき、キャリア、スキルを積み重ねれば、そこからまた新しいことを始められるんです。
やりたいことは、収入を得ながら悩めばいいんですよ。
人生で初めての就職活動に人生をかけなくても、就職してからいくらでも自分のやりたいことはできますから大丈夫です。
すべてはあなたしだい。
あなたがどうしたいかで人生はいくらでも変えられます。
今から就活をしていく学生さんへのメッセージでした。
では!