ロシアで赤ん坊に変な名前を付けることを禁止する法案が施行されました。
Мраз, Кузбас, Конец и Радость: как живется в России с необычным именем - РИА Новости, 14.04.2017
日本で言うキラキラネームですね。
名前は一生涯に渡ってその本人を特定するものになりますので、ロシアのこの政策には個人的には賛成です。
そもそもキラキラネームとは
キラキラネームの定義は確立されていないものと思いますが、Wikipediaでは次のように表現されています。
キラキラネームとは、一般常識から著しく外れているとされる珍しい名前に対する表現である。類似のインターネットスラングにDQNネームがある。中傷表現が許されないメディアなどでは「キラキラネーム」が好まれるものの、揶揄・侮辱の文脈で用いられがちである点は共通している。
出典:ja.wikipedia.org
外人の名前やアニメのキャラクターなどの名前を当て字で表現していることが多いですね。
主に2000年ごろから流行り始めたというのでそろそろ成人です。
名前の読めない後輩が入社してくる日も遠くないでしょう。
2016年キラキラネームランキング!あなたはいくつ読めますか?
「赤ちゃん名づけ」が発表している2016年キラキラネームランキングを紹介していきましょう。
さて、あなたはいくつ読めますでしょうか。
1位 唯愛 (いちか、ゆめ )
2位 碧空 (みらん、あとむ)
3位 優杏 (ゆず)
4位 海音 (まりん)
5位 奏夢 (りずむ)
6位 妃 (ひな、きらり)
7位 一心 (ぴゅあ)
8位 愛翔 (らぶは)
9位 七海 (まりん)
10位 輝星 (べが、だいや)
出典:namae-yurai.net/
個人的には希星「きてぃ」や詩「ぽえむ」、黄熊「ぷう」が衝撃的でした。
子供の名前を考えることは非常に悩むことですが、浅はかにアニメの名前をつけるのはいかがなものでしょうか。
キラキラネームをつけたことを後悔している人もいる
育児支援サイトNetmumsでは調査した父母の12%がキラキラネームをつけたことを後悔しているようです。
本人はたまったもんじゃないですよね。
キラキラネームだと周りからの見る目も気になるところです。
中にはキラキラネームによって不利益を被ることがあるようです。
例えば企業の採用や私学などです。
キラキラネーム=常識のない親の子供という印象を受けるのかもしれません。
ロシアはなぜキラキラネームを禁止にしたのか
名前を付ける自由は親にあるにしても、つけられた名前で子供がいじめられるなど問題が起きているようです。
ロシアのキラキラネームは主に数字や記号などを使っている名前のようです。たとえば、「БОЧ рВФ 260602」などですね。
この一件が社会的な注目を浴びたことなどから、子どもの人権を守るため、奇抜な名前を付けることを規制する必要があるとの機運が国会で高まった。クラシェニンニコフ下院議員は「変わった名前を付けられた子どもの圧倒的多数は幼稚園や小学校時代にからかわれ、仲間はずれになった。子どもたちは14歳になるまで自分では名前を変更できない」と指摘した。
子供の人権を守るためにキラキラネームを禁止することが目的のようです。
たしかに、子供がいじめられることが予想される名前はその子の将来を考えていないということにもなりますよね。
日本も同様の法案が必要ではないか
先述しましたが名前を付ける自由は親にあり、親も子供のことを考えて名前を付けていることと思います。
しかし、いくら個性が尊重される時代であっても、子供が生まれた勢いで奇抜な名前を付けることは個性ではないです。
日本人であれば日本文化を尊重した名前であってほしいというのは個人的な想いですが、せめて当て字を禁止するなど一定の規制があってもよいのではないでしょうか。
名前は子供に送る初めてのプレゼントであり、一生残るものです。
その子の将来、いや一生を考えてつけてあげてください。
では!!