こんにちは、たけのこです。
昨日、TV番組で「あなたは自分の親と残り何日過ごせるか」という質問がありました。
これは少し前に妻ともよく話あったテーマで、夫婦ともに大事にしている価値観の一つです。
今回は、自分の親と過ごす時間、そして親として子供に接することについて書きたいと思います。
あと何日、何時間、親と過ごす時間が残されているだろうか
番組ではこの問に対して、街中インタビューを行っていました。
その回答の多くは「考えたこともなかった」というものでした。
案外こういうこと意識している人は多くないのかな。
ある大学教授によると親と別居している場合、残り過ごせる時間は次のように計算できるとのことです。
1年間のうち親と会う日数:6日(盆、正月含め)
1日あたり親と接する時間:4時間
1年で親と一緒に過ごす時間=1日
となります。
つまり、親子に残された時間は
親の余命年数×1日
となるのです。
親の寿命が10年だったら10日しか、もう親と接することはできないという計算でした。
親と子が一緒にいられる時間
番組中では親子が生涯ともに過ごせる時間についても紹介されていました。
一生のうちで親子が一緒に過ごせるのは女性で13年余り、男性で9年余りだそうです。
(うろ覚え...)
そのうち小学校上がるまでに35%、小学校を卒業するまでには55%を使ってしまい、高校を卒業したら70%まで使ってしまうようです。
(ちょっと数字がうろ覚えなので、ちがってたらすみません。だいたいこんな感じ)
つまり、成人したら親子で過ごす時間は、僅かということです。
平均値とは言っても
これらは、平均値のようなものなので、各家庭の過ごし方で大きく変わってくると思います。
上記の計算だと1日に親と接する時間が4時間とされていますが、うちの実家に帰ったら晩御飯だけでも晩酌してたら5時間くらいたっていることが多いです。
また、盆、正月以外にも農作業の手伝いで帰省をしているので、上記の計算は全くあてになりません。
とは言ってもです。
別居していることから、親が亡くなる前にに会える時間はわずかなものでしょう。
時間の過ごし方が全て
この機会に、親と過ごせる時間を計算してみるといいでしょう。
上記の計算は平均値なので、あなたの生活習慣に合わせて計算しなおせば、簡単に算出できます。
ざっくりですけどね。
大事なことは残された時間に危機感を感じることではなく、その時間をどのようにしたいか。それを考えることだと思います。
過ごす時間を増やすことは可能です。
→年に一度家族旅行に行ってみる(これは我が家でも実際にやっています。)
→帰省の回数を増やす
→電話で親と話す時間を増やす
→親を自宅に呼ぶ
過ごす時間はあなた次第でどうにでも増やせます。
ただ、それでは時間を増やしただけ。
時間の多い少ないではなく、残りの時間をどう過ごすか。どのようにしたいか。
それが有限の時間を価値あるものに変えるためには必要なのです。
時間がいくらあっても、逆に少なくても、親子で過ごす時間に価値があるものであれば、時間の長さは関係ないです。
この際に、考えてみてはどうでしょうか。
親子で過ごす価値のある時間について。
これから親になる立場として
これも父からの教訓ですが
「子供は手がかかるうちに手をかけないと、手をかけられなくなる」
とよく言われました。
先ほどの紹介した親子で過ごせる時間を見てもわかりますよね。
小学校入学前に接することができる時間の1/3を使ってしまうのです。
三つ子の魂百までといいますが、幼い手のかかる時にどれだけ親子の時間を過ごせるかが大事なんです。
子供が自分の意思で生き始めたら、手をかけたくてもかけられなくなりますから。
今の時代、夫婦共働きで、それこそ1歳くらいから幼稚園や保育園に預けられる子供がいます。中には仕事が好きだからという理由で、産休後すぐに子供を預ける人も。
私の女性の先輩では、旦那さんが単身赴任で別居、先輩も総合職の共働き。
子供は24時間保育の保育園にいつも預けられ、迎えに行くのも子供が夜ご飯を食べ終わった後、帰ったら子供は寝るだけです。
その保育園に一緒についていったことがありますが、そこには同じような子供たちが多く深夜まで預けられていました。
そんな子供たちの姿をみて、私の価値観ではありますが、子育て以上に仕事は大切なことなのかと疑問に思ってしまいました。
もちろん生活していくうえで、夫婦共働きが必要な家庭もあると思います。
そのような家庭こそ、子供との時間をより大事にしてほしいです。 子供が大きくなったら、もうそこには手をかける子供はいないのですから。
親の立場と子の立場
親の立場と子の立場で全く逆のことを書いています。
子→親は残りの時間を価値あるものに
親→子は子供が小さいうちにできるだけ一緒に過ごす
矛盾するかもしれませんが、それぞれの立場、視点ごとに持つべき価値観だと思うのです。
人と社会の関わりが希薄になっている現代において、親子関係は最後の砦。
今一度、家族との過ごし方について考えてみてはどうでしょうか。