米国の医師たちが羊の未熟児を人工子宮を使い、四週間かけて成長させ「出産」に成功しました。
この研究によって未来はどのようなものになるのでしょうか。
人工子宮とは
今回開発された人工子宮はプラスチック製の袋の中に羊水に代わる液体を入れ、へその緒から栄養を供給、適切に温度管理するシステムです。
未熟児を適切な週数で「生まれ」られるようにする人工子宮、仔羊で最長4週間の成長~出産に成功 - Engadget 日本版
まさに妊婦のお腹の中と同じような環境を人工的に作り出したのです。
現在のところはまだ、ある程度成長した段階でしか適用できず初期の子供に人工子宮を使えないようです。
しかしそれでも、臨床試験に進めば、早産で生まれた未熟児の生存確率を高めてくれる画期的なシステムになっていくでしょう。
人工子宮のメリット
先述しましたが、近い将来には早産で生まれる未熟児を人工子宮に入れ、出産に適した体型まで成長させることができるようになるでしょう。
未熟児のリスクを大きく減らしてくれるものと考えられます。
人工子宮のデメリット
人工子宮は今のところ妊娠初期の幼児に適応できる技術ではありません。
この研究をしているフィラデルフィア小児病院の医師によると22~23週まで幼児が成長していなければ適用が難しいようです。
人工子宮の未来は
デメリットでも書いた通り、現在のところは妊娠間もない幼児には適応できませんが、将来的にはそういった子供にも適応できる時代がくるでしょう。
そうすると体外受精によって受精卵を作り、人工子宮によって妊娠から出産まで行うことができます。
人は自分自身で出産するかしないか選択することができるのです。
陣痛を伴わない出産が人工子宮の未来でしょう。
無能な遺伝子は排除される?
結婚はしたくないけど子供は欲しい。
そう願う女性も多くなっています。
現代では7人に1人の女性は結婚していません。
そういった中には子供だけでも欲しいという人がいるでしょう。
その場合、精子バンクを利用し自身の卵から受精卵をつくり、人工子宮で出産することで、休職期間を作らず働きながら子供を得ることができます。
今後結婚しない女性が増えていけばこういったケースは増えていくでしょう。
また、精子バンクに登録されている遺伝子は高学歴の親やスポーツ選手、芸能人など社会的に評価の高い人物のものですから、、究極的には劣等な男子の遺伝子は淘汰され、
優秀な遺伝子のみ残されていくようになりますね。
まとめ
最後の例は偏った考え方だと思います。
恋愛結婚をしたい人もいると思いますからね。
でも結婚しない人が増えているのは事実です。
体外受精の技術、人工子宮と合わせてAIとロボットが発展していけば、恋愛も妊娠、出産もテクノロジーに置き換わる時代が目の前に来ています。
その時、あなたはどちらを選択するでしょうか。
では!!