こんにちは、たけのこです。
あなたは食品を買うとき、ついついダイエットのためとか、太らないためにカロリーゼロ商品を選んでいませんか?
カロリーゼロなんだからいくら食べても飲んでも太らないと思ってしまいますが、なんと今回そういったカロリーゼロ食品が、実は体重を増加させる可能性があることがわかりました。
普段、積極的にカロリーゼロを選んでいるあなた!
その選択は、あなたの体重増加だけでなく健康を脅かしているかもしれませんよ。
今回はそんなカロリーゼロについて書きたいと思います。
カロリーゼロはダイエットに不向き?
この度、カナダの医学誌に掲載された論文によると人工甘味料を使った食品を摂取した人とそうでない人、40万人を長期に渡って観察研究したところ、次のような結果が出たようです。
より多くの人工甘味料の摂取と体重減少の関連性を確認することはできなかった。一方、長期にわたって行われた観察研究の結果では、人工甘味料の摂取と体重増加、肥満やメタボリックシンドローム、2型糖尿病、心臓疾患をはじめとするその他の健康上の問題との関連性が見られた。
なんとカロリーゼロ食品に使われている人工甘味料は体重減少に役立つどころか、かえって体重を増加させ、糖尿病や心臓疾患を引き起こす可能性があるそうです。
人工甘味料を取ると脳が騙される?
研究による仮説によると、
人工甘味料はカロリーゼロでも甘みを感じますが、その一方で、脳は甘いもの食べたのに思ったよりもエネルギーが摂取されてないぞ!と危機を感じます。
脳のエネルギーはブドウ糖ですからね。
甘いもの食べてるのに、自分にエネルギーが来なかったら、やばいってなるわけです。
その結果、脳は別のものからエネルギーを積極的に摂取しようと欲してしまうので、太りやすいというのです。
まあなんとなく納得できる仮説です。
人工甘味料の危険性は以前から問題視されてる
人工甘味料の代表格といえば、「アスパルテーム」や「アセスルファムK」ですよね。
ご存知ない方は、カロリーゼロの飲料やお菓子、ガムの原材料を見てみてください。かなり多くの食品に使用されてます。
アルコール飲料や調味料なんかにもよく使われてますよ。
アスパルテームはアスパラギン酸とフェニルアラニンという2種類のアミノ酸とメチルアルコールを結合させて作られる人工甘味料です。
この人工甘味料は、世界に登場以来いわくつきの甘味料と言われています。
それは、アスパルテームを摂取した人たちから、頭痛や不眠、視力低下、味覚障害を引き起こしたと苦情が殺到したからです。
さらにその後の研究で、脳腫瘍や白血病を引き起こす可能性があることがわかっています。
中には「アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物」と表記されているものがありますが、これは新生児や幼い児童が摂取すると脳に障害を引き起こすことがあるのです。
超危険なのに、その知識は広く周知されていません。
一方、アセスルファムKはどうでしょうか。
製法はとっても科学的です。
ジケテンとスルファミン酸を反応させ、これに三酸化硫黄を反応させることによりアセスルファム環を生成させる。その後、水酸化カリウムで中和することにより得られる。
アセスルファムKはアスパルテームと組合せることで、より甘みを感じやすくなることから合わせて使われることが多いです。
なんでも砂糖の200倍甘さを感じるらしいですよ。
でもカロリーゼロですから脳も騙されちゃいそうですね。
さて、アセスルファムKはラットの実験によると、胃粘膜や小腸からの出血、肺のうっ血やリンパ球の減少が確認されたそうです。
また製造過程で発がん物質のジクロロメタンが溶媒として使われることから、安全性に疑念を持たれています。
それでも、この2種類の人工甘味料はびっくりするぐらい多くの食品に使われているんですね。
下手すると一日に食べてるほとんどのものに使われてるかもしれませんよ。
別の健康成分にごまかされて人工甘味料を摂取している
メーカーのネガティブキャンペーンになってしまいますが、最近、クーポンで貰った飲料が絶好のネタになりそうなので、例にしちゃいます。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
最近注目の乳酸菌で体脂肪を減らす、その名も「カラダカルピス」です!
乳酸菌で痩せるぜ!
と意気込んで買っている人もいるかもしれません。
でもポイントは「乳酸菌で体脂肪を減らす」と「カロリーゼロ」というキーワードです。
なんかこれでは乳酸菌のおかげでカロリーゼロになっているように思え、身体によさそうに感じます。
勘違いする人も出てきそうな表示です。
でも、原材料を見てみると…
脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ニゲロオリゴ糖含有シロップ、乳酸菌粉末/酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)
ありました。
人工甘味料のアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムKがしっかり入ってます。
という訳で、絶対に幼い児童には飲ませないでください!
よくみると「スクラロース」も入っていますね。
スクラロースは動物実験で妊娠したウサギを流産させたり、脾臓や胸腺のリンパ組織に悪影響を与えることが確認されています。
また、スクラロースは体の中で分解されにくい物質なので、体内に取り込まれるとホルモンや免疫に悪影響を与える可能性があるようです。
ということは、「カラダカルピス」は乳酸菌で体脂肪を減らすと言いながら、人工甘味料を摂取させ、実は太りやすい身体に作り替える可能性がある飲料ということ。
更には、児童や妊婦が摂取すると健康に異常を引き起こすリスクがあるのです。
なんか、健康そうな飲み物に見えて、やばい飲料に思えてきませんか?
人工甘味料から我々は逃れられるのか
さて、人工甘味料はダイエットに不向きで、健康リスクもあることがわかりました。
幸いなことに人工甘味料は他の添加物と違って避けることができます。
コカ・コーラだってコーラゼロにはスクラロース、アセスルファムKが含まれていますが、普通のコーラにすれば天然の糖類になります。
(果糖ブドウ糖液糖は別の意味で問題視もされてますが…)
という訳で、あなたの選択次第です。
人工甘味料を取り続けて痩せる代わりにリスクを取るか。
もしくは、人工甘味料の含まれない食品を取るかです。
いや、人工甘味料は痩せないんでした。
太りやすく、健康リスクしかないんでしたね。
たけのこの選択
人工的な添加物に否定的な私は、自分が食べているガムが、食品添加物の塊であることに最近気づきました。
でも、食いしばりの癖がある私は、なんか噛んでないと落ち着かないんですよね。
そこで最近企んでるのは、お姉さんがよく食べてる「あたりめ」
しかも、添加物の入っていない、イカと塩だけで作られているやつ。
美味しいし、食べごたえもあって、顎も鍛えられる、イカの良質なタンパク質、そして添加物もない。
一石五鳥です。
こんなことでも人工甘味料は避けられるんですよ。
飲み物だって、お茶やコーヒーをそのまま飲めば甘味料ゼロです。
それでも甘みが欲しい人は、甘い香りのフレーバーティーやコーヒーを選択すればごまかせるかもしれません。
健康に気を使う人には避けてほしい
最後に、妊婦さんや幼児には人工甘味料は絶対に避けてほしい。
成人の人がどのような選択をしようと、それはその人の責任ですが、妊婦さんのお腹の子や幼児は守ってあげないといけません。
たけのこからのお願いでした。