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世界遺産「沖ノ島」立ち入りが制限される神の島の写真展に行ってきた

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こんにちは、たけのこです。

 

先日、世界遺産登録された神宿る海の正倉院とも呼ばれる「沖ノ島」の写真展に行ってきました。

 

沖ノ島は女人禁制の島であり、一般の人すら入島を制限される神聖な場所です。

 

そのため、世界遺産見に行くぞーといっても、簡単に行けない場所なので写真だけでもと見に行ってきました。

 

写真撮影OKだったので、その雰囲気だけでも紹介したいと思います。

 

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神宿る海の正倉院「沖ノ島」

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沖ノ島について簡単に説明します。

 

沖ノ島は福岡県の玄界灘に浮かぶ周囲4キロの小さな島です。4世紀後半から9世紀にかけて、大和朝廷による国家祭祀が行われていました。

 

九州本土から沖ノ島までは約60Kmですが、その間には、荒れる海の代名詞ともいえる玄界灘が立ちはだかり、普通の季節で3度に1度、海が荒れる厳しい季節なら10度に1度しか渡れないと言われており、沖ノ島に渡ることは幸運の代名詞であるそうです。

 

そんな沖ノ島は太古から一年中365日常に神官が一人滞在し、毎日神に祈りをささげています。

 

また沖ノ島からは、約8万点の神宝が出土しており、なんとその全てが国宝として指定されているため、それゆえ海の正倉院とも呼ばれているのです。

 

島そのものがご神体

沖ノ島は島そのものが田心姫という女神と思われています。そのため、「一木一草一石たりとも島外に持ち出してはならない」とういう掟が今も守り続けられています。

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こうした掟が守られているからこそ、太古から変わらない自然がそこには残されていました。

 

これは、まるで木が石を食べるかのように生えています。

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長い年月をかけて木の根が石を覆っていったのでしょう。

 

田心姫とは

田心姫(タキリビメ)は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が須佐之男命(スサノオノミコト)が誓約の段で、ヤマタノオロチを退治した際に手に入れた天叢雲剣を譲り受けて宗像三女神がうまれました。

 

その一人が田心姫なのです。

 

島に立ち入るには禊をしなければならない

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沖ノ島に入るためには何人も素裸になり、禊(みそぎ)をしなければいけません。

 

この写真に映っているのが、写真家、藤原新也氏です。この時の水温は12度ほど、死体の温度が25度程度といわれ、死よりも冷たい世界と藤原氏は語っていました。

 

神官は10日に一度交代します。

冬の禊はなかなかしんどそうです。

 

そして島に入ると、急な斜面を登ることになります。

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社殿までの道のりは厳しく、険しい坂を上り続けます。

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そして、坂を上り切った先に第三の鳥居があるのです。

 

森の奥深くにある社殿

第三の鳥居を抜けるとそこからは一変、下り坂に変わります。

 

その先に社殿が現れます。

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通常こういった社殿は高いところにつくられますが、沖ノ島の社殿は盆地になる場所に作られていました。

 

社殿の周囲は巨石に囲まれています。

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まるで社殿を覆うように岩が取り囲んでいました。

 

大工さん。

大変だったろうな。

 

こうした岩に囲まれた社殿どこか見たことあるような...

 そう、それはまるで、鳥取県三朝町の投入堂のような印象をうけました。

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左上がそうです。

 

投入堂は平安時代に、仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えから「投入堂」と呼ばれています。投入堂は断崖絶壁の岩の隙間にスッポリ収まるように作られています。平安時代にこれだけの建築技術があったことも驚きです。

 

この参道は死者が出るくらい危険な道なのですが、この時はぎりぎり大丈夫でした。

 

さて、 

この社殿では一年中毎日、1人の神官が祝詞を上げています。

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たった一人で神と向かい合うのです。

祝詞の音だけが響き渡る社殿。

神官はそこで何を感じているのでしょうか。

 

宝物の数々

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一枚目の黄金の指輪の直径はわずか18ミリ、子供の指のサイズです。

素材は金でできており、似たようなものはこれまでに見つかっていますが、ここまで繊細な模様は他にないようです。

 

これらすべて国宝に指定されています。

 

出雲の神話ともつながりが深い沖ノ島

沖ノ島のことをまったくしりませんでしたが、祀られている田心姫がスサノオノミコトの剣から生まれたということで、どこか親近感を覚えました。

(スサノオノミコトは出雲地方でヤマタノオロチ退治をした伝説があります)

 

沖ノ島は一般人の立ち入りが制限されていたことで、太古から変わらない自然がそこには残されています。

 

人は自然を破壊し発展を続けていますが、沖ノ島はまさにその対極にある存在。

どこか今の私たちに訴えるものをこの写真展から感じました。

 

この写真展は日本橋高島屋で8月1日まで行われています。チャンスがありましたら是非見に行ってみてください。

 

特に、女人禁制ですから女性の方は特におすすめします。

 

おまけ

展示会の最後にはたいていお土産売り場があります。

そこで見たものがこちら。

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値段のところをよーく見ると...

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...?!

写真一枚194,400円...

これが100枚限定で5種類ありました。

 

全部売れれば約1億円。

どうやって値段をつけてるかわかりませんが、写真家って儲かるのかな…