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熱中症対策を徹底しないことは殺人に等しい。学生の集団熱中症で思うこと

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こんにちは、たけのこです。

 

海の日を過ぎて、ますます暑い日が続くようになってきました。

こうして暑く湿度が高くなると必ずニュースになるのが、熱中症です。

 


熱中症は命に関わる症状にもかかわらず、こうした集団での熱中症による救急搬送が毎年起きています。

 

熱中症に対する理解はここ数年で深まっているように思えて、実際にはあまり重要度が認識されてないのではないかと疑念を持ちます。

 

今回は熱中症について書きたいと思います。

 

熱中症の死亡率は30%

周りの気温が高いと私たちは、汗をかき蒸発させて体温の上昇を抑えます。汗をかくと体内の水分や血中のミネラルが合わせて排出されます。

 

熱中症は体内の水分やミネラルが不足することによって、体温の調節機能が働かなくなった状態のことです。

熱中症になると、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗などの症状がおこります。

 

また、体温が40度を越える身体のタンパク質が変質し破壊されます。変質したタンパク質はもとに戻らず、脳や臓器の機能が失われ死に至るのです。

 

よくゆで卵で例えられますが、タマゴも茹でて加熱すると白く凝固しますよね。

それをもとに戻せと言われてもできない事と同じようなものですね。

 

熱中症の死亡率は3割ほどと言われています。身近な病症でありながら、かなり高い死亡率です。

 

熱中症の認知は進んでいるけれど

その昔は、暑くても水を飲むなという非科学的な根性論で水を飲ませない体育会教師がいたようですが、今は違います。毎年のように熱中症は話題になり、熱中症対策についても、正しい情報が厚生省などから出されています。

 

熱中症に対する認知と対策は年々広まっていると思われますが、平成22年から平成28年の統計を見ると、毎年約5万人の人が救急搬送されており、CMやTVでも注意情報が多くみられるようになった昨今でも、この数値は多少の増減はあっても横ばいです。

 

なぜ、熱中症は減らないのでしょうか。

 

なぜこの暑い時期に屋外での行事をするのか

初めに紹介した今年発生した学校での熱中症による救急搬送は、どちらも学校行事中に発生したものです。

 

しかも外気温は福岡大宰府で34度5分、北海道北見で33度だったとのこと。

これを環境省が出している運動に関する指針に当てはめてみると

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環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは?

 厳重警戒もしくは運動は原則禁止にあたります。

※WBGT値は 湿度、 日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 気温から総合的に算出された指標ですので気温だけでは判断できません

 

例え厳重警戒でも環境省は

WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。
体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。 

 としています。

 

それにも関わらず、なぜ学校は熱中症患者が急増するこの時期に体育行事を開催するのでしょうか。

時期をズラすなど対応できないものでしょうか。

 

言い訳も納得がいかない

報道によると北見工業高校の校長は

「高温になることを予想して、熱中症対策のためにグラウンドにテントを用意して日陰を作ったり、生徒に水分補給を呼びかけたりする対応はしていた」

NHKオンライン

と話しています。

 

運動中止とすべき環境の中、テントを立てて、水分補給を呼び掛けるなど対策をしていたと言い訳しています。 

問題はこの対策が、本当に生徒の体調を考えた効果的なものだったかです。

 

想像するにグラウンドにテントを立てて日陰を作ったところで、日差しは遮れても気温、湿度はそれほど変わりません。

 

水を出すミスト扇風機や水を張ったバケツでも置いておけばまた違ったでしょう。

 

また、水分補給もミネラル不足に果たして対応できていたのか。いまや塩アメなど熱中症対策品が多く出ています。そういったものも活用されていたのか疑問です。

 

大宰府高校の言い訳でも同じです。

こまめな水分補給を呼び掛けていたというだけです。

 

子供たちの命を預かる身として、学校は熱中症対策に真面目に取り組んでいるのか甚だ疑問です。

 

建設業では様々な熱中症対策が進んでいる

建設業は全産業の中でも、熱中症の発生件数が多い産業です。

これはどうしても空調の効かない高温多湿の環境で、更に溶接など火を使う作業が伴うからです。

 

そんな過酷な環境だからこそ、様々な熱中症対策が取り組まれています。

 

暑さ指数の計測と周知

作業場所の暑さ指数がどうなっているか、まずそれを皆が知ることが重要です。知ることで、個人の熱中症に対する意識を高めることができますからね。

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https://www.mlit.go.jp

 そのため、携帯用の暑さ指数測定器を作業場所に設置したり、スマホに熱中症注意情報を発信するシステムを導入したりされています。

 

作業環境の改善

もちろん暑さ指数を周知するだけではありません。

作業環境自体を改善する取り組みもされています。

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 https://www.mlit.go.jp

 水をミスト状にして出す扇風機や送風機、散水などをこまめにするなど、暑さ指数を下げることで熱中症を防いでいるのです。

 

水分補給だけでなく、ミネラルの補給も

熱中症対策は水分補給だけでなく塩分などミネラルの補給も重要な要素です。

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 https://www.mlit.go.jp

 そのため建設現場では、ポカリスエットや最近話題の経口補水液OS1だけでなく、熱中症対策用の塩アメがいつでも食べれるように用意されているんですよ。

 

それだけでなく、風邪をひいたときに使う冷えピタや叩くと冷たくなるパックなどが常備されてます。

 

こうした備えは熱中症対策だけでなく、熱中症の疑いが出た場合に、直ぐに救急対応ができ重症化を防ぐことに一役買っているのです。

 

服装にも熱中症対策

最近流行っているのはジャケットの中に風邪を送り込む空調服です。

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  https://www.mlit.go.jp

 この空調服はここ数年で一気に普及しました。

長袖を着ていて暑そうに見えますが、実際に来てみるとこれが結構涼しいです。

 

定期的な熱中症教育

一番大切なのはこの熱中症教育です。

継続的に熱中症の対策方法、危険性を伝えることによって個々の意識を高めることができるのです。

 

どんなに対策をしても最後に自分の身を守るのは本人ですからね。

 

こうした取り組みの結果、建設現場で集団熱中症が発生することは少なくなりました。

私の関わっていた建設現場では、少なくとも同時に2人以上熱中症が出ることはありませんでした。

 

熱中症対策を徹底しないことは殺人に等しい

熱中症の危険性、熱中症に関する情報、建設現場で行われてる対策を紹介してきました。

 

伝えたいことは、熱中症は死に関わる危険な症状ということ。

それにも関わらず、学校の集団熱中症は毎年のように発生しています。

ニュースを見るたびに、命の軽視としか思えません。

 

熱中症は命に関わるからこそ、教育機関は本気で熱中症対策に取り組んでほしいのです。運動行事の時期を変えることや、熱中症対策をこれでもかってくらい徹底するなどできることがあるはず。

 

教育機関の改善が進んで、集団熱中症が無くなることを祈るばかりです。

という心の叫びでした。

 

皆さんも熱中症にはくれぐれも気を付けてください。

水分補給は早めにこまめにが基本ですよ!

 

※梅ジュース、甘酒は熱中症対策に最適です!

www.amazing-takenoko.com